コアシナガバチ
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もう活動する蜂の姿もまばらになってきた。
スズメバチやクモバチ、越冬前のアシナガバチなどが、
陽が差して暖かくなったときに姿を見せる程度になり、
もうシーズン終了の感が漂い始めた。
佐賀市大和町の実相院。
1-2を争う観察スポットで、4年前の11月と今年の5月見ることが出来た、
リュウキュウコオロギバチの営巣が、シーズン終わり間際に、
再び見ることが出来た。
正午前後にかろうじて顔を見せた太陽に付き合うように、
参道脇の石垣に獲物を持って帰ってきた。
小型のクチキコオロギのようだ。
このコオロギは成虫になるまでに、2年を要するそうだ。
5月に見たときもこれくらいの幼虫だったが、同世代のものは今では
大きくなっているだろう。
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佐賀市大和町の実相院の裏山で。
イヌザンショウの花で食事する雌。
今年はまだ蜘蛛運びを見ていない。
だんだんこの蜂が営巣しそうな場所が減っている気がする。
空き地や野原などで、3-4年前までこの蜂を見かけた場所は、
雑草がぼうぼうで、適度な裸地を伴った場所が減ってきた。
ナガコガネグモを襲撃する現場を2度も観察したのはもう何年前だろうか。
この蜂は網を張る蜘蛛を狩るが、私が知るコガネグモ科以外の例は知らない。
よくこの種やキオビクモバチが、ベッコウバチ(ベッコウクモバチ)としてハンドブックなどの
書籍やネット上で紹介されている例が複数有るが、
ベッコウクモバチは徘徊性の蜘蛛以外狩ることはない。
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佐賀市大和町の実相院の境内で。
巣穴から土を掘り出すキンモウアナバチ。
向かいの與止姫神社の脇の嘉瀬川の土手にも営巣地があり、
いつも7月下旬には営巣のピークを迎える。
ここは少し遅れ気味に営巣時期を向かえ、9月に入った今日も、
巣穴を掘る個体が見られた。
ただ台風の影響で、ぐずついた天気だったので、獲物の搬入をする
姿は見られなかった。
キンモウアナバチの、ぽっかり明いた大きな巣穴。
15ミリを超えるだろうか。
こちらはクロアナバチ。
同じ場所で作られた巣穴。
2つ開いたのは偽穴で、その中央あたりに本当の巣穴がある。
獲物の搬入のたびに入り口の方を少しだけ土で埋めるので、
寄生昆虫などの侵入を防ぐと言われる。
巣穴から土を運び出すクロアナバチ。
同じ実相院の境内で。
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佐賀市大和町の実相院の石垣。
リュウキュウコオロギバチを観察したのと同じ場所で。
蜂の大きさに比して、決して小さくないコオロギだが、
この蜂は意外と力持ちで、このまま平気で飛ぶ。
よく歩くイメージしかないコオロギバチだか、特にこの
ナミコオロギバチは飛翔能力が優れているように思う。
物陰から獲物のコオロギを追いたて、逃げるコオロギを
見極めるため、地上15センチほどのところで、しばらく
見事にホバリングして見せたことがある。
石垣から石段に向かってあっという間に飛んで行き、
隙間の営巣場所に運び込む。
これは2頭目のコオロギだが、まだ巣は塞がず、
すぐに狩りに出かけた。
クモバチあたりと比べると多くの餌を要するようだ。
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佐賀市大和町の実相院。
多くの蜂の活動を見せてくれる土塀と、この石垣。
10月下旬から11月にかけて営巣することは確認していたが、
5月にも姿を見せるこの蜂が、間違いなく営巣活動もしていることが
確認できた。
ヤマトハキリバチの観察には少し早いことを確認し、何気なく石垣を
見ていると、黒いコオロギバチが石垣の隙間を探るように飛んでいるのを
見つけ、ナミコオロギバチが獲物を探しているのか、営巣場所から出かける
時の定位飛行だろうと思いながら、その場所でしばらく張っていた。
たまたまその近くに営巣していて、獲物を持って帰ってきたのが、
このリュウキュウコオロギバチだ。
やはり獲物はクチキコオロギのようだが、小型の若齢幼虫だ。
クチキコオロギは成虫になるのに2年かかるそうで、この時期大型の
幼虫がいないのかもしれない。
カメラを構える私の周りをうろうろした後、石垣の隙間に
コオロギを運び込む。
隙間に堆積した土の既存坑に営巣しているのだろう。
約15分後に再び小型のクチキコオロギの幼虫を狩って
帰ってきた。
さらに1時間近く待った後戻ってきたが、手ぶらだった。
この蜂はよく手ぶらで巣に戻る。
獲物を運ぶ様子を観察したのは2007年11月以来。
2005年に初めて見てから7-8回は観察したが、
おそらく全てクチキコオロギだったと思う。
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今日は快晴といいたいところだが、雲以外に陽を遮るものがあった。
おとといから、黄砂が大量に飛んできていて、数キロ先の山は
かすんで見えない。
しかしおおむね良好な天候の中いろいろな蜂に出会えた。
佐賀市大和町の実相院はもうおなじみのスポットで、
今日も到着早々、クモバチが蜘蛛を引きずるところに出くわした。
脛節にトゲが並んでいることから、トゲアシクモバチの一種ではないか
と思われる。
まもなく地面の既存坑に蜘蛛を運びこんだが、2-30分経っても出てこない。
引き込む穴は事前に決めておくようだが、育房は蜘蛛を引き込んでから
彫るのではないだろうか。
後から見ても穴はふさがれていなかったので、育房だけ埋めるのか、
育房を複数作るのかも知れない。
もちろん専門家の方はご存知のことと思う。
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佐賀市大和町の実相院の裏山は、もう早足で登ると
汗ばむほどになった。
道端には秋にはヤノトガリハナバチが目立つが、
この季節はやはりこのトゲアシオオクモバチだ。
林縁や林の地面の既存坑に巣を作ると思われる。
昨年は営巣場所の穴に蜘蛛を搬入する、念願の
シーンを撮影出来た。
後肢の脛節に並ぶトゲが、このグループの名の由来。
撮影していると、脇から小型の雄がちらちら視界に入ってきた。
唐突に飛び掛り、訳が分からない状態。
すぐ2頭は分かれたので、交尾は成立していないとは思うが、
クモバチの交尾は見たことがないので、なんともいえない。
雄はかなり小型だが、写真を見ると翅や肢を押さえて
見事に組み伏している。
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