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トゲアシオオベッコウ営巣

Togeashioobekkou_20100504031b

蜘蛛の搬入まで観察できた。

植え込みの下の落ち葉の上に蜘蛛を置いてしばらく地面を探索していたが、

おっとりと歩き回るだけで、あまり強い目的意識を感じない動きだった。

クロベッコウの仲間が、焦燥感さえ感じさせる動きで営巣場所を物色していくのとは、

まったく違って見えた。

本当に営巣場所を探しているのか疑わしくなり、細い枝で地面に穴を開けてみると、

覗き込むしぐさは見せた。

落ち葉の下にあった既存坑を2-3覗いた後、強い執着を見せないまま

本当に何気ない感じで蜘蛛を運び入れた。

1時間以上待ったが出てくる気配がなく、撮影を諦めて帰った。

あるいは少し目を離したすきに飛び去ったのかもしれない。

以前観察したコトゲアシベッコウが同じく地面の既存坑に蜘蛛を引き入れ、

ずいぶん経ったあとに出てきて穴を埋めずに飛び去ったが、

この種もおそらく既存坑の中に育房を掘り、穴自体は埋めないのだろう。

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クモバチ科」カテゴリの記事

コメント

>この種もおそらく既存坑の中に育房を掘り、穴自体は埋めないのだろう。
そんな横着な蜂もいるんですね!
原始的なベッコウバチなのでしょうか。

最近私もクロベッコウらしき蜂がクモを引いていくところに出くわしました。
ところが林道脇の落ち葉の中に獲物を置いたまま行き先を偵察しているのか忘れてしまったのか、全く進展がありませんでした。
夕方で暗くなって来たので痺れを切らして蜂だけ採集して帰って来ました。
落ち葉の下に既存坑があったかどうか確認すればよかったのですが、私もクモの位置を見失ってしまいました。
なかなか巣作りまで通して見ることができません。
奥が深いですー。
例によって動画を撮ったので、このネタはそのうち投稿するかもしれません。

投稿: | 2010年5月26日 (水) 21時13分

しぐまさんの写真の蜂も、この蜂に似ているようにも見えますね。
後肢の脛節に、なにやらトゲが並んでいるように見えますし。
でもトゲアシオオベッコウの翅の斑紋は、そんなにはっきりしていなかったように思いますが。
分類の知識があればと思います。

>原始的なベッコウバチなのでしょうか。
既存坑を利用する蜂が一概に原始的とも言えないのが、蜂の面白いところです。
私もこの蜂の生態の詳細は知らず、この日の観察の情報しか持っていません。
しかし中での時間のかけ方から憶測するに、既存坑の奥か側面から育房を掘り、蜘蛛を搬入して、
しっかり埋めるものと思われます。
既存坑を利用するのは、より育房を安全なところに作るための生き残り戦略かも知れないのです。

もっと原始的な種類では、捕食寄生をするタイプもいるそうです。
実は私は以前、あるベッコウバチの一種に捕食寄生種ではないかと疑惑を持つ出来事があり、
ずっと狩りの瞬間に出合うチャンスを狙っているのです。

投稿: ヒゲおやじ | 2010年6月 1日 (火) 01時20分

コメントありがとうございます。
あっちの掲示板に投稿してしまいました~。
ところでトゲアシ~の刺とは、何かこの仲間に独特の行動に使われる形質なのでしょうか。

>既存坑を利用する蜂が一概に原始的とも言えないのが、蜂の面白いところです。
なるほど。せっかく獲物を麻酔して貯食しても、穴を埋めないのではアリなどにやられてしまうのではないかと不思議に思ったのでした。

>原始的な種類では、捕食寄生をするタイプもいるそうです。
面白そうですねー。
ヒゲオヤジさんの情熱をもってすれば、いつかきっと観察できることでしょう。

投稿: しぐま | 2010年6月 1日 (火) 22時43分

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