今年のオオトゲアワフキバチ
今年も機会があればと狙っていた、オオトゲアワフキバチ。
いつもの狩り場より数十m北の、工業団地の区画を分ける石垣の斜面
(実は私が勤める会社の工場)に1個体ではあるが、頻繁に狩りに訪れた。
段々狩りの手順がわかってきた。
リスクを避けて根元近くにも多くいる、アワフキムシの幼虫の泡巣を躊躇なく探しあて、
まず突進かと思いきや、多くは泡の周りを探索する。
観察していると、しばしばアワフキムシの幼虫は、蜂の接近を察知し泡巣から逃げ出す。
それを蜂もよく知っているかの様に上下と周りを探る動作を繰り返す。
上の写真は、その後ようやく泡の中を腹部の先で探る蜂の写真だ。
(但しこの泡巣は空き家だった)
後は泡の中の幼虫に針を突き立てるか、逃げ出した幼虫をしとめるかどちらかの手順になる。
こんなにささやかな泡も見逃さず、茎から枝別れした部分に潜む幼虫を
探し出し、針で刺す。
多くの場合飛来してから3分から5分の間にさっさと狩りをして巣のある林の方に飛び去る。
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