ドロバチモドキ科

今年のニッポンハナダカバチ

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今年もニッポンハナダカバチの季節がやってきた。

少し前から下見をしていたのだが、今年は昨年まで通っていた福岡市ではない。

唐津の虹の松原である。

あまりによく知られた場所なので、もしいるのならとっくに情報があるはずだと思っていた。

前回来た時は雄蜂の姿さえなかったのに、今回は多くの巣穴が見られ、獲物の搬入も撮影出来た。

しかし獲物の大きさは、営巣初期の小型のハエやアブが多かった。

あと2度は来たいと思う。

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今年のオオトゲアワフキバチ

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今年も機会があればと狙っていた、オオトゲアワフキバチ。

いつもの狩り場より数十m北の、工業団地の区画を分ける石垣の斜面

(実は私が勤める会社の工場)に1個体ではあるが、頻繁に狩りに訪れた。


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段々狩りの手順がわかってきた。

リスクを避けて根元近くにも多くいる、アワフキムシの幼虫の泡巣を躊躇なく探しあて、

まず突進かと思いきや、多くは泡の周りを探索する。

観察していると、しばしばアワフキムシの幼虫は、蜂の接近を察知し泡巣から逃げ出す。

それを蜂もよく知っているかの様に上下と周りを探る動作を繰り返す。

上の写真は、その後ようやく泡の中を腹部の先で探る蜂の写真だ。

(但しこの泡巣は空き家だった)

後は泡の中の幼虫に針を突き立てるか、逃げ出した幼虫をしとめるかどちらかの手順になる。

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こんなにささやかな泡も見逃さず、茎から枝別れした部分に潜む幼虫を


探し出し、針で刺す。


多くの場合飛来してから3分から5分の間にさっさと狩りをして巣のある林の方に飛び去る。










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今年のニッポンハナダカバチ


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今年も恒例のニッポンハナダカバチツアー(大袈裟)に出かけた。


全然関係無い仕事の話で、もっと現場に行く道順を短縮できそうなことが発覚。


さっそくそのルートで行ってみた。


三瀬村の地鶏食堂から左にショートカットしR202に突き当たるまでひたすら進むと


すぐ今宿駅だった。


これからはこのルートが良さそうだ。


今年は海岸で見る個体は雄が多かったので、少し早いのかと思ったが、


幸い獲物の搬入を撮影出来た。


写真の2枚だけだったが、これまで見たことがないアブだったので、収穫だった。


下の写真はドロバチか何かに擬態したアブだが、昆虫同士では効果が無い様だ。



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他にもコウベキヌゲハキリバチを撮ったが、これも雄が多く雌は1頭見かけただけで、


期待した営巣写真は撮れなかった。


アカゴシクモバチも昨年に引き続き撮れたが、獲物を搬入し穴を塞ぐところだった。


ハイイロクモバチは1頭も見かけなかった。


いつか営巣写真を撮りたいものだ。





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今年のニッポンハナダカバチ

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今年も恒例のこの地にやってきた。

福岡市西区の生の松原海水浴場。

保護団体(?)の活動の甲斐があったのか海の家は禁止され、砂浜の植物の生態系のかなり改善されたようだ。

目当てのニッポンハナダカバチは、まだ早いかと思ったが、10畳ほどのスペースの営巣地を2つ確認、それぞれに数個から十数個の巣穴の痕跡があった。

獲物を頻繁に搬入した巣は1つ(当日中型のアブを4-5頭搬入)、つまり営巣期の末期であることを示唆した。

もうひとつは好対照の育房完成直後に獲物を搬入した。(写真)

ファーブルが言うように小さなハエが獲物だったが、これに産卵するとされる。

ファーブルはこの蜂が他の狩り蜂と異なり、獲物を殺してしまうと記しているが、

最近の研究では、やはり麻痺させられているとされる(完訳ファーブル昆虫記=奥本大三郎)

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今年のオオトゲアワフキバチ

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今年は気候のせいでいろいろな動植物が前倒しで活動している感じがする。

一昨年佐賀市富士町の会社の裏で見つけたオオトゲアワフキバチ。

昨年に続き今年も発生した。


上の写真は先週の日曜日にすでに狩りを始めていた写真。

活動しているのはどうやら1頭のようだった。


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今週は個体数が増えていることを期待して、午前10時過ぎから待機したが、

どうやら私が張っている場所を訪れるのは1個体のようだった。

今日も何度か現場を訪れた蜂を狙い、どうにか撮れた写真。

実は林の中アワフキムシ付きの草を切り、水を入れたペットボトルに入れて、

地面に置いて待ったのは2週続きのことだったが、蜂は残念ながら見向きもしなかった。

1昨年は泡つきのヒメジョオンを手で持って差し出すと、すかさず狩猟行動に出たので、

その後も機会を狙っているが、今年もチャンスは来週を残すのみだ。

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今年のキアシハナダカバチモドキ

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8月12日夜帰省し、13日に恒例のキアシハナダカバチモドキの

チェックをしに行った。

兵庫県加古郡播磨町の、人工島を望む旧海岸部にある、

グラウンドの周りのカイヅカイブキを植えてある地面の荒い砂にこの蜂が

営巣している。

ちょうど10年前たまたま発見したのだが、2005年に獲物の搬入を

初めて撮影した。

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昨年、橋を渡って人口島に入ったちょっとした広場にも

クロアナバチが営巣しているのを見つけ、今年も見に行ったが、

そこにこの蜂が獲物のバッタをさがして訪れているのを

発見した。

合間にのどが渇いたのか、水を飲む。


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地面近くをバッタを探して飛ぶ。

実際にバッタにアタックしたが、失敗した。

土塊や葉に写った枝の影など、紛らわしいものにも

かまわずアタックする。

今年はバッタの巣への搬入は撮影できなかった。

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今年のニッポンハナダカバチ

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今年も福岡市西区の海岸にやってきた。

早かったのか遅かったのか分からないが、昨年より活動している

個体数が少なかった。

10時から16時前まで、比較的巣穴の痕跡が多い場所で張っていたが、

1個体が巣穴を掘り始めるところと、写真のこの個体が獲物を

持って巣穴を掘るところに出くわしただけだった。

この個体も最初は巣穴を掘っているだけだと思っていたら、

小さなハエを中肢で抱えていた。

昨日の雨で巣穴が崩れたのか、ハエを傍らに置き、ガチで掘り始めた。

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オオトゲアワフキバチの狩り

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昨年は5月13日に初めて獲物を探す姿を発見したが、

今年はやや遅れてお目見えした。

明日雨ということで今日のうちに営巣場所まで突き止めたかったが、狩った獲物はいつも

すぐ近くのしいたけのホダ木がある林の方向とは違う、裏山の林の方へ飛び去った。

今日はもっぱら狩りを写すべく狩場で張っていたが、来週は念のためしいたけのホダ木もチェックしたい。

写真は狩ったアワフキムシの幼虫を運び、飛び去る前に狩り場に生えたアカメガシワの枝で一休みするところを写した。

なかなか狩場に飛来するところから観察できず、気が付くと下草から獲物を抱えてどんどん飛び去る。

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今年のキアシハナダカバチモドキ

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盆に兵庫県の実家に帰省した。
2003年に加古郡播磨町の新島に面したグラウンドの脇に営巣するこの蜂を発見してから、もう9年が経つ。
2005年から獲物を搬入する姿を毎年撮影してきたが、昨年で途絶えた。
今年は営巣中と思しき巣穴の数が少し少なく思えたが、獲物を搬入する姿を再びとらえることが出来た。

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営巣地の近くにヤブガラシやノブドウが自生する空き地があるのだが、
クロアナバチ等が多く訪花する割には、この蜂の姿がなかった。
今年初めて訪花する姿を撮影した。

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13日にも現場を訪れたが、あまり活動は確認できなかった。
時々まめに帰巣するが、大体1時間まっても1度獲物の搬入が見られれば上出来だ。
7年前初めて撮影したときと同じオンブバッタの幼虫だ。

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ついにニッポンハナダカバチ

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今日はアルマンを観察用トラップ内で、つぶさに観察しようと、
朝早くから佐賀市富士町の市川の山に出向いたが、
成果はなかった。
それならばと思い、明日に決行を予定していた、ニッポンハナダカバチの
探索を今日行うことにした。
兵庫県の日本海側や、中国地方での発見例をネットで見ながら、
いずれこの目で見たいと思っていたが、今年福岡市の西区で撮影された
写真を見つけ、福岡県の北部沿岸をこの蜂を見つけに行く計画を立てていた。
明日出かける予定だったが、市川でぼうずだったため、本日R263を
一路福岡へ向かった。
姪浜より西側の沿岸部が非常にくさいと、事前にあたりをつけていたが、
今宿の駅前の駐車場から徒歩で道路を東に向かい、最寄の海浜公園を
はずした2箇所目の海水浴場でついに発見した。
4畳半ほどのスペースに10頭ほどが営巣している様だった。
他の場所にも巣穴らしい痕跡があり、ある程度の規模の営巣場所のようだ。
しかし海水浴場に西のはずれから歩いたところこの場所意外に営巣している場所は
発見できず、さらに東には水着の女性が甲羅干しをしていて、これ以上の探索は
不可能だった。
Nipponhanadaka_20120728012b

育房に先に産卵し、随時給餌すると言われているこの蜂の
獲物搬入の撮影は期待していなかったが、
運良く、アブを搬入するところを2回とキンバエを搬入する
ところを1度撮影した。
いずれも別の個体だった。

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