マイマイツツハナバチ
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今週日曜日(6日)に佐賀市大和町の実相院で、早くも活動を始めていたヤマトハキリバチ。
今日はさらに多くの個体が営巣をしていた。
石垣の隙間から土を掘り出した跡を確認できるだけでも、ゆうに2-30の巣がある。
仕事帰りの15時過ぎにのぞいた時には、見ている間に何頭もの蜂がスコパに花粉をつけて帰巣して来た。
少し興味深いことを考えた。
今日は1-2頭のヒメトガリハナバチが見られたが、例年の数ほどはいない。
6日日曜日には1頭もいなかった。
ヤマトハキリバチは例年にない個体数が着々と営巣を進めている。
基本的に同じ気候で活動期を迎えるはずの両種だが、今年は少しずれが生じたように思う。
ヒメトガリハナバチが寄生の機会を逃したり、来年の発生数への影響が出たりするだろうか。
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先日ツツハナバチの営巣を確認した竹を、今日割ってみた。
竹の切り口(巣の入り口)を見ると、入り口近くのところまでふさがれていたので、
もし不慮の事故で営巣が中止されていたら後悔すると思い、思い切って割ってみたのだ。
中には12の育房が完成しており、13番目はまだ花粉の搬入を始めたばかりだった。
ツツハナバチの花粉団子の粘度は低いということは聞いていたが、
もはや柔らかい柔らかくないの問題ではなく、かなりの量の花粉が
蜜で練られておらず、キナコをまぶした餅の様だ。
35年ちかく巣内をみたことがなく、写真に撮ったのは初めてで、
久しぶりにテンションが上がった。
奥から8つの育房は広く、入り口近くのは狭いので、雌と雄の卵が産み分けられているのは間違いないだろう。
一番入り口に近い育房はまだ作りかけで、花粉を搬入が完了していない。
よく見てみると、それにも関わらず、隔壁が入り口側に作りかけられている。
故岩田久二雄先生の著書によると、営巣されている坑道の直径が一定の大きさ以上になると、餌の搬入に先立って下の方に三日月状の隔壁を作るそうだ。
ツツハナバチ属のほとんどが行う習性だそうで、ツツハナバチの場合5.4ミリを超えると写真のような隔壁を先に作るそうだ。
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今週もこの蜂の営巣は続いていた。
佐賀市大和町の実相院の石垣。
旅客機が滑走路に着陸するときのように、ゆっくりと巣穴にアプローチしてくる
この蜂の姿を見つけた。
既存坑を利用するヒメツツハキリバチのような蜂は、葉を効率的に使うそうだ。
この蜂は実際に花粉と蜜を蓄える育房として使う葉は卵型に切り取るが、
外側に充填する葉は大きい。
巣材はすぐそばにあるカエデの葉だが、外側につかう葉は葉先をそのままにして使う。
手で移動できそうな石の下に営巣していたので、
巣内を撮影した。
坑道は育房一つ分の幅ではないようだ。
並列に並べたり、入り口に近い一番左の育房は極端に角度が違う。
一つの育房を取り出してみた。
葉をはがすと、中に産み付けられた卵を見えた。
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